Industrial Area

経済

ナナイモで現在栄えている産業は2008年の時点では建築、観光業、教育、医療サービス業と言う資料(City of Nanaimoより提供）が出ています。

ナナイモの人口増加に比例して、住宅地建設の需要が急騰し、それに伴い建築業界の経済は潤っているようです。またマラスピナ大学を中心とした教育関連の業界も、この街では重要な経済となっているようです。

夏にはたくさんの観光客が訪れるこのバンクーバー島で、ナナイモは重要な役割を果たしています。この街にはカナダ本土からバンクーバー島は渡ってくる際の扉のような役割を果たしています。バンクーバー島西側にある観光地Tofinoを目指す人々や、島の北方を目指す人達にとって、ナナイモはとても便利な通過点になっています。残念ながらナナイモだけを観光目的で来る人達は未だに少ないようで、ナナイモから他の街を目指す人達の為の宿泊地として利用する人達が未だに多いようです。

医療サービスは数字の上では発展している産業のように見えますが、まだまだ医療システムについてはナナイモでは発展の余地があるように思えます。総合病院は街に一つだけしかなく、緊急でない限りは、一般の人達はまず小さいクリニックに行きます。そこで照会状をもらって初めて病院にかかります。　医療用具、寝台などが充分ではないナナイモの総合病院では、時々患者の容態によっては手に負えない場合も少なくないようで、そのような場合は、ビクトリアの病院まで搬送される事もあるようです。高齢者が多く住むこの街では、更なる医療システムの発展が必要とされるのかもしれません。